●米沢●2002/10/03
さて、今日は普通に観光です。かなり綿密なスケジュールが組まれております(友人作)。
このページを参照しつつ、読むとイメージが湧くかもしれません。

ホテルをチェックアウトして、バス(市内循環バス。かなりお世話になりました)で上杉家廟所へ。
が、しかし朝一だったためか、まだ開いていない!しばらく門前で待っていると管理人さんがご出勤。
はいはいちょっと待ってね〜と、時間前にもかかわらず開けてくださいました。ついでにでかい荷物も預ってもらいました。ありがたや…。
ここは歴代上杉家藩主のお墓がある所です…って文字通りの説明ですが。
友人のメインは景勝。というのも彼女はミラージュファンでして。私はミラージュはよく知らないのですが、本命は景勝の敵(?)に当る人だそうです。景虎?だったかなー?
…ということで、ここにいた一時間以上ミラージュ講釈してもらったんですが、すっかり忘れてますな。ごめんよ…。
とにかく、朝の空気と相まって、とても清浄な空間でした。自然と落着くというか…。
心はとても洗われ、清らかな気分なのですが、米沢という地と、季節と時間と森というコンボは私のお腹を冷してくれまして……大変でした……。
この廟所の近くに菩提寺?らしきお寺がありました。法音寺というのですが、幼稚園も併設しており、ちょうど通園時間だったみたいで忙しそう。
お寺の方は一般公開してるのか、入っていいのかよく分らない雰囲気。一応観光者向けの立札もあったけど…。
どうやら歴代藩主の位牌がある様です。意を決して戸をたたいてみますが……、人の気配なし。もちろん鍵かかってます。
何だかいたたまれなくなって、法音寺を後にしました。友人は未練があったようですが、仕方がない。

次は林泉寺。上杉家関係の女性や家臣などのお墓があります。初めはここが上杉家の菩提寺と思ってたのですが…。
もともと越後にあったのを、景勝の米沢移封に伴って引越してきたのだそうです。
ここも何だか一般家庭っぽい雰囲気です。例えて言うならお寺の子の家に遊びに行った感じ。
正面に回ると(どうやら脇から入ったのでそう感じたようだ)ちゃんとした札がありました。→イメージ図
それでも人気はないのですが、気にせず寺内へ。本堂?らしき建物を訪ねてみますが、鍵がかかってます。
本堂にはいろいろな文化財などがあるのですが、とりあえず後回しでお墓の方へ。
静かです。上杉家廟所とは違って静謐さはないけど。「裏庭」系静けさ。あれこれ見ているうちに団体さんがやって来ました。
ガイドさんの解説をこっそり拝聴。中高年の団体だったので(ので?)結構皆さん好き勝手に動き回ってましたが…。
団体を避けるように本堂へ戻ると、どうやらお寺の方らしき人影を発見。その人に聞いてみると「奥様でないと分りません」とのこと。
その奥様は来客中という事でちょっと待つ。しばらくして奥様登場。ようやく本堂に入れてもらいました。
この方はガイド的存在でもあるようで、由来などについて解説して頂きました。かなり貴重なものもありました!
本当ならじっくり見たい所なのですが、バスの時間が迫っていたのと、お腹の調子が悪くてそれどころではなかったです…。ううう…。

さて本日のメイン、上杉神社とその周辺です。バス停近くのコンビニでお茶しつつ(なぜか外に椅子とテーブルがある)、いざまいらむ。
まず目に入るのが博物館。でかい、キレイ、屏風出してる(*)。博物館を横目に、上杉城史苑へ。
こちらもキレイな建物です。土産物、レストラン等。印象としては団体旅行の昼食地って感じです。実際観光バスが沢山いました。
私たちもここで昼食を。一応米沢という事で、ラーメンと牛(串焼)を頂きました。うまかったです。
腹ごしらえもして、早速上杉神社へ。謙信が祀られております。位置的には丁度奥御殿にあたる所だそうです。
来てから知ったのですが、米沢城は天守閣がなかったんですね。なので日本人が「城」と聞いて思い浮べるような情景はなかったって事なんですよね。
まぁ中世の城跡なのに立派な天守を復元しちゃってる所もありますが…。
上杉神社はなぜか記憶がほとんどありません…。すまん、謙信。
(おそらく当日は)きちんと謙信にご挨拶して、稽照殿 へ。こちらは宝物殿といった所。
後で知ったのです、この建物自体も文化財らしいです。ちゃんと見ておけば良かった…。
さて中はといいますと、謙信関係の遺物、武具が多いように思いました。特に刀剣は沢山あるみたいです。
有名な直江兼続の兜などを見る事ができました。
刀を熱心に見ていると思われたのか(実際見てたんですが)、館の方がいろいろ説明してくださいました。多少ご自慢もあったようですが…、いえいえ、貴重なお話でした。
私も時間があればもう少しいたかったのですが、まだまだ見るべき所はあるという訳でこちらを後にしました。

来たときから気になっていた上杉博物館へ。市立なのに上杉を冠してるのがまずスゴイよな!
新しいのか、とても綺麗。広々としている。入ってすぐ目に付くのは能舞台。どうやらこれは可動式のようで、催しがあるときは中のホール?に収まるらしい…です。
まずは普通に展示を見ることに。
ここは大量に古文書を所持しているので、展示も古文書が多めだったかな。
パネルや見せ方などはとても工夫されていて、その辺の研究の最先端を実践している、という感じを受けました。
いろいろ体験できる設備があって、とても面白い。古文書の折り方も詳しい説明付でできるし…。
あー、1年の時にやったなあ、でもすっかり忘れてるなぁ、などと思い出しつつ、ひねり結びを完成。
ちゃんと中の紙にも文書の写しが印刷されてあるので、友人はこれも史料に、とお持ち帰りしておりました。
あとはCGで城下を歩き回れます(RPGをイメージしていただければいいかと)。
これはかなり分かりやすい。平面的というのもあるかも知れないけれど、位置関係はばっちり☆になれます。
火縄銃なんかも撃てたりしたなー。私は全然当たらなかったけど…。
…かように楽しいところでした。
ただ肝心の展示物そのものは少な目な印象。まぁ古文書をひたすら並べても(一般的には)面白味ないか…。
友人が昨日の続きの作業をしている間、館内を存分に見て回っていたのでありました。
かなり楽しい。資料室もそこそこ本が置いてあったので、それを眺めたりね。
そんな感じで閉館まで粘り…、あれ、バスの時間ギリまでだったかな…、とにかくこの日中に仙台へ移動しなければならなかったので、いられる限界までいて、米沢を後にしました。
個人的にかなり米沢好きですね!是非また行きたいです。
仙山線で一路仙台へ。既に遅かったので当たりは真暗です。
山寺辺りまでは記憶があるのですが、そっから先は…。気づけば仙台でした。
窓にぶさいく顔写しをして遊んでた事は覚えているのですが(なんだそれ)。
駅近くのビルで食事をしてホテルへ。にゅうめん?か何かを食べました。郷土料理っぽいやつ。

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